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映画「2分の1の魔法」視聴感想―5分でわかるあらすじと見どころ

映画「2分の1の魔法」視聴感想―5分でわかるあらすじと見どころ

(C)2020 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

ピクサーアニメ「2分の1の魔法」を見に行きました。

「2分の1の魔法」は、ピクサーの長編アニメ作品としては22作目、シリーズ作品以外の長編オリジナル作品としては2017年の「リメンバー・ミー」以来3年ぶりの作品となります。

実際に観たからこそわかる見どころやネットでの口コミ、素直な感想(辛口かも?)などを語ってこうと思います。

 

後半ではネタバレありの結末も紹介しているので未視聴の方は気を付けてくださいね。

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「2分の1の魔法」作品情報は?

「2分の1の魔法」作品情報

(C)2020 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

公開日

<日本>2020年8月21日

<アメリカ>2020年3月6日

上映時間 

103分

監督 

ダン・スキャンロン

キャスト

トム・ホランド‐【イアン役】

クリス・プラット【バーリー役】ほか

公式HP

ディズニー&ピクサー最新作『2分の1の魔法』|映画|ディズニー公式

 

あらすじは?(ネタバレなし)

かつて魔法で溢れていたが科学や技術が進化するに連れ魔法が消えかけてしまった世界。

幼い頃父親を病気で亡くしたエルフの兄弟、兄のバーリーと弟イアンがいた。

バーリーは歴史オタクで陽気すぎる町のやっかいもの。

イアンはいつも自分に自信がなく、引っ込み思案な性格。

彼らの父は、死ぬ前にイアンの16歳の誕生日プレゼントとして魔法の杖と手紙を妻に託していた。

復活の呪文を唱えると、24時間父をよみがえらせることができるという。

父を復活させるため、その手紙どおりに魔法を唱えるも失敗し、現れたのは父の下半身だけ。

イアンとバーリーは、父を完全に復活させるため不死鳥の石を手に入れる冒険の旅にでる。

タイムリミットは24時間。

はたして二人は時間内に不死鳥の石を手に入れて、父と感動の再会をすることができるのか…。

 

予告編

 

「2分の1の魔法」の口コミ

作品を観るかどうか判断するには口コミも大切ですよね。

ネットでの口コミを調べてみました。

 

「2分の1の魔法」の見どころ

鑑賞したからこそわかる見どころを、紹介していきたいと思います。

2分の1の魔法の見どころ

  1. 声優キャストが豪華
  2. ピクサーらしい印象的なシーンが用意されていた
  3. 意外な結末

見どころ1と2はネタバレなしですが3は物語の結末にふれます。ご注意ください。

 

見どころ①:日本語吹き替え版のキャストが豪華

本作の主人公、イアン役の吹き替えを担当していたのは志尊淳さん。

声優に挑戦するのはこれが初めてだそうですが、自分に自信がなかったイアンが冒険を通してたくましくなっていく様を表現するよう心掛けたそうです。

イアンの声の変化にも注目してみてください。

 

イアンの兄・バーリーの声を担当したのは城田優さん。

ほんとうに城田優さんの声?と思うほど、バーリーというキャラクターに声がフィットしていました。

 

わたしは芸能人の方が映画の吹き替えをするのが好きではなく声優さんがするべきだと思っているのですが、この作品では二人の声が違和感なく役にマッチしていました。

吹き替えのせいで台無しになるハリウッドの映画も多い中、さすがディズニー作品ですね。

ディズニーは吹き替え声優の審査が厳しいと言われています。

人気の俳優だからと起用するのではなく、きちんと役に合った声の人を選んでいますよね。

 

お二人だけでなく、周りをかためるキャストたちの声も違和感がなかったのでストーリーに集中できました。

 

吹き替え版だけではなく、本国アメリカでの声優陣も豪華な顔ぶれです。

『2分の1の魔法』アメリカでの吹き替え声優キャスト

イアン役:トム・ホランド

バーリー役:クリス・プラット

母ローレル役:ジュリア・ルイス=ドレイファス

伝説のマンティコア役:オクタヴィア・スペンサー

こちらも配役がぴったりですね。

 

見どころ②:ピクサーらしい印象的なシーンが用意されていた

「2分の1の魔法」の視聴感想

(C)2020 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

 

ピクサーの作品は、なにかしら記憶に残る印象的なシーンがありますよね。

映画を観た後、一緒に観た人と「あのシーン面白かったね!」と話題になるような。

今作もそんなシーンがいくつかありました。

 

 

具体的に1シーン紹介します。

冒険の途中で、警察の追手から逃れるために、ユニコーンに見立てたバーリーの愛車を犠牲にするシーンがあります。

タイヤがパンクしたことで、弾みながら岩壁に向かって進むオンボロ車が、バーリー視点によるキラキラ補正によって勇ましく優雅に走るユニコーンのように見えるというシーンです。

制作陣の遊び心を感じる、素敵なシーンでした。

制作陣の中に車好きがいるのでしょう。

ピクサーでは車を擬人化してヒーローっぽく活躍させることがよくあります(笑)

 

見どころ③:予想外の結末

ネタバレしています。ご注意ください。

あらすじから予想する結末としては、タイムリミットがくるギリギリで間に合ってイアンもバーリーも完全体の父親と会えてめでたしめでたし…ではないでしょうか。

でもそうではなかったんです。

イアンは父と会う機会を兄に譲り、自分は結局父親と言葉を交わすことを選びませんでした。

なぜなのか。

イアンは冒険を通して成長し、大切なことに気づきました。

自分を近くで励まし、父親のように見守ってくれる存在の兄がいつもそばにいたことを。

自分ではなくて、悲しい別れをずっと後悔している兄こそ、父と言葉を交わすべきだとイアンは思ったんですね。

 

死んでしまった父親と1日の再会を果たしてめでたしめでたしではなくて、いつも身近にいた兄の愛に気づくというのがこのストーリーの本質でした。

意外な結末。

でもこの結末がとてもよかったですね!

 

まとめ(評価、感想)

個人的な評価としては5点満点中3.5点といったところでしょうか。

 

子どもも見るアニメ作品だと思うのですが、途中これは子どもが見ていいのか?と思うようなシュールなシーンもありました。

大人が見たらシュールな面白さもあるのですが、ディズニー作品にこれは求めてないなぁと感じました。

 

あとは、「ピクサーアニメ=映像美」とも言えますが、本作ではそれほど映像美を感じられませんでした。

モンスターズ・インクでのモンスターたちの質感やリメンバー・ミーでの死者の世界の幻想的な美しさはすばらしいですよね。

これらのような他のピクサー作品と比べると、今作は視覚的な感動が薄かったような気がします。

もっとファンタジーに寄った内容にして、魔法を幻想的に表現すれば視覚効果としてもよりよいものになったのではないかなと思いました。

 

とはいえただ父親と再会するラストではなく、兄の大切さに気付くという結末にしたところは予想の上をいくメッセージ性がありました。

最後はきれいにまとめてくるところは、さすがディズニー映画といったところですね!

 

鋼の錬金術師にストーリーが似ているということでも話題になっているようです。

2分の1の魔法はハガレンのパクリが発覚?理由と内容の比較を説明! - 映画の動画フルを無料視聴するサイト

 

個人的にはそういえば似てるところもあるな…くらいでパクリとは言えないと思いますがあなたはどう感じるでしょうか。

気になる方は「2分の1の魔法」をぜひ見てみてください。

 

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